上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013.07.14 点と線
よしもとばなながある本のあとがきで言っていた。

下北沢は残念ながら、ますます悲しい町になっていっている。
素敵な個人商店はどんどんなくなり、チェーン店やキャバクラばかりが
増えていく。それらの時代の流れが悪いというものではない。
仕方のないことなのかもしれないし、私の育った時代は
個人商店が花盛りだったので単なるノスタルジーかもしれない。
これからの時代は個人の入る隙間、住んでいる人が自分のペースで
生きられるのんきさがどんどん失われていくだろう。
人は店にせかされ、店の出したものを制限時間内に家畜の様に
受け入れるようになる。
そこには相互関係の生まれる隙はない。
この間、コムデギャルソンが最近作った銀座のドーバーストリート
マーケットに行った。服を買う人は減っているし
安価にせざるをえない部分もあるだろうし、苦しい戦いをしている
はずのその日本のブランドがあえて今の段階で文化に投資しはじめている。
その志に深くうたれた。
お金のことだけ考えたらしないほうがいいことでも、
人間にはしてしまう楽しいことがあるのだ。
肉体がある限り、人間の真の望みはそうそう変わるものではないんじゃ
ないかと思う。まだまだひそかに残っている名店の数々が
無くならないように祈るばかりだ。


僕は昔よく東京に行くたびに電車に乗って街から街へと渡り歩いた。
そこには小さなお店があり、次の店もまたすぐそこの路地の奥にあった。
そしてそれらの点は線となりそこに街としての色という文化が育っていた。
神保町ではよく古本屋とお気に入りの喫茶店をめぐったし
目黒では雑貨屋とアンティーク店に入り浸っていた。
広尾のイタリアンのお店はお気に入りだ。
しかしある時から街には380円の居酒屋の看板やコンビニのネオンが
溢れる景色を見た時になんとも言えない寂しさを感じたものだ。
でも自分が大事にしているお店の扉を開けるといつもの
空気でいつもの声に迎えられることに自分は安堵する。
ここには僕の場所があると・・・
さて今日はどこに行こうか?

  
下北沢



関連記事
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://r20120601.blog.fc2.com/tb.php/115-270fa169
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
​ ​